歴史ロマン

東谷小学校について


東谷小学校

 

昭和9年、威風堂々たる鉄筋校舎が完成した。当時は鉄筋建築を見たいものなら大阪へ出て阪急百貨店でも見なければならなかったので、驚異の的であった。

 総工費は9万円で、東谷村500有余戸の村民に寄付を仰ぎ、5万円余りが集まったそうです。今から見ると僅少な額であるが当時としては目を見張るほどの大金であり、壮大な建築計画でもあった。昭和6年に着工し、約3年の工期をかけて昭和9年4月12日に竣工した。

 当時の校舎で学んだご年配の方々の話によれば、近代的な設備を整えた京阪神を見渡しても稀に見る立派な小学校だったようです。校舎は二階建てで、階段ではなくスロープが設置され、すでにバリアフリーだったそうです。講堂には映写室やグランドピアノがあり、教室のほか理科実験室などを備えていたようです。また地下にボイラー室があり、教室にはスチーム暖房が完備され、児童たちはその上に弁当箱を置いて暖めたそうです。校庭は広く、プール、雨天体操場、テニスコート、土俵が備えられた当時としは、いや現在から見ても夢のような小学校だったのではないでしょうか。校舎のみならず、成績優秀者には村費で東京へ留学させるという国の先駆けた奨学金制度があり、未来を担う子どもの教育にはお金を惜しまない教育熱心な土地柄だったようです。

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